Kyo SHIRAKI
Supply Chain Event Analyst
Founder & Principal Analyst, LogiPass Signal
Miscologia Advisories
Kyo SHIRAKIは、物流・ロジスティクス・サプライチェーン領域で約30年の経験を持つ実務家、コンサルタント、リサーチャーです。
倉庫・物流センターの運営、輸配送、港湾・海上コンテナ物流、国際フォワーディング、荷主側物流を経験した後、物流戦略、サプライチェーン改革、調査・研究、コンサルティング、教育・執筆に携わってきました。
現在は、物流・サプライチェーン上の変化を、一過性のニュースとしてではなく、企業、投資家、経営者が後から比較・検証・再利用できるResearch Assetへ変換することを目的として、LogiPass Signalを運営しています。
専門性の基盤
キャリアの起点は、倉庫・物流センターおよび輸配送事業の運営管理です。家電、飲料、医薬品等の物流現場を経験した後、コンテナターミナル(CY)およびコンテナ・フレート・ステーション(CFS)の運営に携わりました。
コンテナターミナルでは、コンテナ船の本船荷役に関する積付け・作業計画の策定と、荷役作業の監督を担当しています。
その後、国際フォワーディング業務に長く従事し、輸出入輸送および三国間輸送の企画営業とオペレーションを経験しました。また、荷主企業における業務経験を通じて、物流事業者側だけでなく、荷主側から国際物流を設計・管理する視点も培っています。
これらの実務経験を基礎として、製造業、物流事業者、官公庁等を対象とした、物流・サプライチェーン分野の調査、研究およびコンサルティングに携わってきました。
主な専門領域
物流戦略・物流ネットワーク再編
物流拠点の統合・集約、分散・広域化、輸配送網の再設計、調達物流改革、海外現地物流網の再編等を対象として、現状分析から構想策定、効果試算、実行計画策定、実装支援までを行ってきました。
輸配送改革では、運行ダイヤ、投入車両、車格、配送エリア、拠点間の役割分担等をデータに基づいて検証し、複数案のシミュレーションと効果試算を実施しています。
倉庫・物流センター運営改革
国内の製造業および物流事業者を対象として、倉庫・物流センターの運営改善を支援してきました。
主な対象は、庫内レイアウト、作業フロー、要員配置、自動化・省力化機器、物流システム、KPI等です。現場の作業実態とデータの双方を確認し、生産性、品質、コストおよび将来の拡張性を踏まえて改善策を設計しています。
物流システム・データ分析
WMS、TMS、国際フォワーディングシステム等に関する業務経験を持ち、新規WMS構築における業務要件定義、ベンダー選定、導入前の業務標準化等を支援してきました。
物流拠点再編や輸配送改革では、大量の出荷、在庫、輸送、作業データを取り扱い、現状構造の可視化、課題の特定、施策シミュレーションおよび効果試算を行っています。
国際物流・海外調査
北米、欧州、アジアの12カ国・地域において、物流実務、現地視察、制度調査、関係者ヒアリング等を経験しています。
海外の物流環境、危険物・食品等の輸出入規制、現地物流網、港湾・輸送インフラ等について、文献調査だけでなく、現地の行政機関、企業、物流事業者その他の関係者へのヒアリングを含む調査を行ってきました。
港湾および国際フォワーディングの実務を通じて、外航船社、船舶乗組員、海外の荷主・物流事業者等との調整業務にも継続的に携わっています。
サプライチェーンリスク・市場調査
災害を中心としたBCP策定支援、海外物流環境・規制調査、物流政策、特定産業・部品分野の市場構造調査等を経験しています。
物流の脱炭素化、エネルギー転換、次世代物流技術等についても、継続的に調査・執筆を行っています。
主な支援実績
守秘義務の観点から、顧客名および個別案件名は公開していません。これまでに、主として次のようなテーマを担当しています。
- 自動車部品メーカー各社に対する物流戦略策定および調達物流改革
- 空調機メーカーに対する海外現地物流網の再編
- 国内製造業・物流事業者に対する物流拠点再編
- 倉庫・物流センターのレイアウト、作業フロー、生産性改善
- 輸配送網、運行ダイヤ、車格および配送エリアの再設計
- WMS構築に関する業務要件定義、ベンダー選定および業務標準化
- 官公庁向け海外物流状況調査
- 海外における危険物・食品の輸出入規制調査
- 地方港湾背後地域の有効活用に関する検討
- 特定産業・次世代部品に関する市場・業界構造調査
- 災害リスクを中心としたサプライチェーンBCP策定支援
多くの案件でプロジェクトマネージャーを務め、調査設計、現状分析、課題の構造化、施策立案、効果試算、実行計画策定、実装支援および次フェーズの企画までを一貫して担当してきました。
執筆・講演・知識コンテンツ
物流・サプライチェーン分野の知識を、実務家が利用できる形に整理する活動にも継続的に取り組んでいます。
これまでに物流分野の電子書籍を複数刊行したほか、eラーニング講座その他の知識コンテンツを企画・制作してきました。
また、国内大手企業の物流責任者を対象としたテーマ別セミナーで講師を務めるとともに、企業間協業をテーマとする少人数での意見交換セッションの進行を担当しています。
LogiPass Signalを始めた理由
物流・サプライチェーンを巡るニュースの多くは、発生した事象を伝えるだけで終わり、過去の類似事象との比較や、企業業績・市場への波及まで十分に整理されていません。
実務の現場でも、海外物流障害が起きるたびに、過去の事象や影響をゼロから調べ直す場面が繰り返されてきました。一方、投資家向けの情報においても、物流上の変化が企業、産業、価格および金融市場へ伝播する因果関係は、必ずしも明確に示されていません。
こうした問題意識から、物流・サプライチェーン上の事象を一過性の情報として消費するのではなく、後から比較、検証、更新および再利用できるResearch Assetへ変換するため、LogiPass Signalを立ち上げました。
LogiPass Signalでは、物流・サプライチェーンにおける制約の「発生」だけでなく、「緩和」や「移転」も分析対象とします。その変化が、調達、生産、輸送、在庫、価格、企業業績、産業構造および市場評価へどのように波及するかを整理します。
市場を見る視点
個人投資家として20年以上にわたり、日本および海外の株式、投資信託、ETF、REIT、債券その他の市場を継続的に観察してきました。
物流・サプライチェーンの実務経験と市場観察の双方を背景として、物流上の制約や変化が、企業の収益構造、競争環境および資本市場の評価へ波及する過程に関心を持っています。
LogiPass Signalは、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。物流・サプライチェーン上の変化を、企業、投資家および経営者が自ら検討するための一般的な調査・分析情報として提供します。
分析の独立性と利益相反
LogiPass Signalは、調査対象や分析上の結論を、広告主、スポンサー、分析対象企業その他の第三者の意向によって決定しません。
分析対象企業等から報酬、広告、協賛その他の経済的利益を受けて制作したコンテンツについては、その事実を明示します。
運営者個人の金融商品保有状況は原則として公開しません。ただし、分析の独立性に重大な影響を及ぼし得る利益相反がある場合は、必要な範囲で開示します。
運営情報
分析・執筆
Kyo SHIRAKI
Supply Chain Event Analyst
Founder & Principal Analyst, LogiPass Signal
運営
Miscologia Advisories
LogiPass Signalの分析思想、情報源、成果物体系および制作プロセスについては、「LogiPass Signalの分析思想とMethodology」をご覧ください。